本文へスキップ
プールでの悲しい事故を0に!
クリニック名称
  平成23年度プール安全管理振興事業および講習プログラム


 

 

《 プール安全管理振興事業 》

 

1.プール事故防止啓発事業。・・・

 
東北関東大震災に伴う電力供給能力の低下から、この夏は避暑目的のプールや海辺の利
用が増え、事故の増加も予想される事から、メディアなどを通じて事故防止意識や知識のアピールを広くおこないます。

 

2.プール安全管理基礎検定事業。・・・


小中学校のプール安全管理責任者や関係父母、体育指導者のためにプールの安全管理に
関する基礎知識を体系的に修得できるように、遠隔地から受講可能な通信教育システムをとり、随時ホームページから申し込み可能な形態で普及目的に開講いたします。

 

3.プール安全管理者資格(ライセンス)認定講習事業。・・・


プールで人命の安全を預かる指定管理業者および社員など、有償の安全管理者などに対するプロとしての安全管理能力を養成する事を目的とした高いレベルで体系化された専門教育講習を開講いたします。(詳細はホームページ参照。)

 

4.プール安全利用標識普及事業。・・・


行政、学校等のプール施設設置者としての責任は、安全管理者を配置するだけではなく、利用者に対する排水口の二重防護柵化など施設の安全整備や保守とともに、プール利用上の危険や注意事項の事前告知義務も含まれます。 こどもから大人までわかりやすく、親しみの持てる「プール安全利用標識」をはじめて制作し、全国共通のピクトグラム(図記号)として普及する事で、利用者の安全利用を促すとともに、学童の安全教育の教材としても活用することを目的としています。
ご要望に対しては、デザインデータの提供も対応いたします。 また協力企業により製品化もおこなわれています。また、これら企業の売り上げの一部は弊会の活動を通して、プールの安全管理向上のために寄付されます。

 

5.プール施設等の安全管理者講習会への講師派遣事業。・・・


文部科学省と各都道府県教育委員会との共催による「スポーツ施設等安全管理講習会」への講師派遣をはじめとして、市区町村教育委員会、各学校、防災消防課、危機管理課、その他企業などへの講習会、講演会への講師派遣をおこないます。 これらの講習会の内容はプールの安全管理や事故防止、および安全利用に関する専門的知識や最新データに基づいたものをわかりやすく解説したものになっています。

 

6.プール安全管理体制の整備および業務委託に関するコンサルティング事業。・・・


弊会も協力し、文部科学省と国土交通省により策定されました「プールの安全標準指針」の中にも行政や学校などの「プール設置管理者は、業務内容や緊急時の連絡先、搬送方法、連携する医療機関等を定めた管理マニュアルを整備し、安全管理に携わる全ての従事者に周知徹底を図ることが必要である。」また「学校のプール施設においても、上記の趣旨を踏まえ、組織や利用の実態に応じて適切な管理組織体制を整えることに留意することが必要である。」と規定されています。 そこで必要となるプールの安全管理体制づくりやマニュアル作成、既存の安全管理体制やマニュアルの点検や改善のためのアドバイス、指定管理業者への業務委託上必要となる業務仕様書の作成や指導など全般的なコンサルティング事業をおこないます。

 

7.プール安全管理業務委託に関する履行状況検査・監督および改善指導事業。・・・


国においてもプールで人命の安全を預かる指定管理業者など有償の安全管理者に対するプロとしての能力基準は設定されておらず、行政や学校等の委託側も一定の基準や専門的な見地から、これらの業務状況を検査し、指導・監督することは困難でありながら、有事の際には施設設置者の検査、指導・監督責任は重く問われるようになりました。上記の「プールの安全標準指針」の中にも「本指針は、プールの安全確保について、設置管理者が取り組むべき事項を示したものであるが、これらの業務を外部に委託(請負を含む)する場合には、受託者(請負者を含む)に対し同様の対応をもとめるものであり、設置管理者は受託者の管理業務の適正な執行について確認・監督することが必要である。」と規定されています。
そこで、プール安全管理業務委託に関する履行状況検査・監督および改善指導事業をおこないます。

 

8.プール事故調査および事故防止対策指導事業。・・・


行政や学校などが設置管理するプールで万一事故が発生した場合、公正な第三者機関として事故を調査し、事実関係を明確化するとともに裁判上必要な資料を提供するなど施設管理者、安全管理者、利用者それぞれの立場を尊重した解決のサポートをおこないます。

 

9.プール事故データ収集および調査分析事業。・・・


全国で発生してしまったプール事故のデータを収集してデータバンク化し、多角的な事故調査と分析をおこなうことによって、プール事故の再発防止と安全管理レベルの向上のための技術・知識の開発をおこないます。

 

10.安全管理優良プール、安全管理優良業者の認定事業。・・・


プール施設の整備、保守管理などのハード面だけではなく、指定管理業者などの安全管理従事者の業務状況、能力という見え難いソフト面の安全管理状況をも国内外のデータを基にした基準により査定し、「安全管理優良プール」、「安全管理優良業者」の認定をおこないます。

 

 

 

《 おもな講習プログラム 》

 

1.プール事故撲滅のための社会環境の整備について。・・・

本当の意味でプール事故を無くすためには、プールの安全管理者の能力を問うばかりでは無く、施設の安全対策の整備や安全管理従事者の能力向上とともに、利用者自身の安全管理能力を高めて、3者それぞれの連携による安全管理環境を整備することが最重要な課題です。またその実現のためにはプール施設設置者である行政や学校、安全管理従事者である教員や父母、指定管理会社社員等、利用者となる方々や学童が、それぞれ正しい水とプールの安全に対する意識と知識を持つことが不可欠です。

 

2.プール事故事例に学ぶ安全管理と事故防止。・・・

現在でも毎年繰り返されるプール事故は、そのほとんどが水の安全に対する意識と知識の低
さからのヒューマンエラーに因るものですが、単に事故の責任の所在を明らかにするだけでは、事故の再発を防止することは出来ません。現実に起きてしまったプール事故を正しく検証し、問題点を把握して上記1.プール事故撲滅のための社会環境の整備を進めなければなりません。

 

3.プール事故を防ぐ指導体制と安全管理手法。・・・

プールの安全管理従事者は最終的にプール事故を防止し、万一、事故が発生してしまった場
合でも、その被害を最小限に食い止めるための高い能力を備え、大きな責任を負わなければなりません。しかしこのように人命を預かる重い責任のある職責にもかかわらず、従事するにあたり本来必要とされて当然のプロとしての能力や認定資格の有無等が問われることが希な場合も多く、プール安全管理者の高いレベルでの意識と知識技術の養成が急務であります。ここではプール事故を防ぐ指導体制や正しい安全管理手法として監視方法等についての概要を解説します。

 

4.泳げる水泳教育から、溺れない水泳教育への提言。・・・


泳げない=
溺れるとは限らず、泳げても溺れてしまう人が多いことも現実です。日本では泳げることに主眼を置いた水泳教育が行われており、文部科学省の体育指導要領においても水の安全教育を行うものとしながらも、具体的な指導方針、指導内容には触れておらず、各学校では着衣水泳=水の安全教育という誤解が生じている実情です。海外の先進的な事例では、泳法の教育に先がけて水の特性を体感し、溺れないための水の安全教育が実施されています。この講習ではTHE ROYAL LIFESAVING SOCIETYなどの進んだ水の安全教育手法を紹介し、泳げるための水泳教育から溺れないための水泳教育のあり方についての概要を解説します。

  

5.授業やプール開放おける安全管理とは。・・・

小中学校で行うプール授業やプール開放に必要な安全管理に対する考え方や問題を検証す
るとともに、安全な指導体制、監視体制や学童の行動管理などの具体的な手法また緊急時に必要な対策の準備や対応についての概要を解説します。

 

6.ふじみ野市プール事故を教訓とした新たな動きと問題について。・・・

2006年7月31日に発生してしまった埼玉県ふじみ野市での悲惨なプール事故を契機に社会のプールの安全管理に対する関心は高まり、国もその対応として「プールの安全標準指針の策定を行いました。 反面、この事故の責任者に対する責任も重く問われたことから、プール指導やプール開放の安易な中止が相次ぐ状況が生まれました。当事者の安易な責任の回避判断から、子どもたちがプールで水と親しみ、水を安全に利用するための能力開発をおこなう機会を損じて良いのでしょうか?!
このような観点から、わが国のプールを取り巻く環境と問題を検証し、より良いプールのあり方を提言します。

 

7.プール安全利用標識や新しい器材を活用した安全管理の提案。・・・

プールにおける危険の告知義務や、正しいプールの安全利用の理解のために子供から大人
まで理解しやすく、視認性の高い「プール安全利用標識」策定いたしました。これらの標識策定の経緯や、活用の可能性や方法を解説するとともにISO20712で規格された「水の安全標識」との関連や検討委員としての当会役割についても紹介し、将来的な水の安全における標識(ピクトグラム)可能性を解説するとともに、最新の器材を活用したプールの安全管理や救助、緊急時対応などのあり方を解説します。

 

8.プール事故後の適切な処置と対応を検証する。・・・

プールの安全管理においては、事故を未然に防ぐことこそがなにより重要であります
が、不幸にも事故が発生してしまったが場合には、迅速に適切な処置と対処を行うことが求められるとともに、これらの適切な対応によって事故被害を最小限に抑えることが可能となります。事故発見や初動の遅れ、不適切な事故対応により助かるものも助からないことが多い実情です。あらゆる安全管理について学び理解することに次いで、有事の正しい対応を習得することが求められます。

その他、プールの安全管理向上についてのご要望があれば、ご相談に応じます。